司法書士試験合格者を囲む(2017年度)

2017年10月15日

司法書士筆記試験合格体験発表

                       自習室ソレイユ利用者 Aさん

1. 司法書士を目指した動機

 私は、幼少期から中学生ぐらいまで喘息を患っていました。私にとって、喘息は「不意に絞め殺される恐怖」にかられる病でした。就寝中に発作が起こると、絶望的な気持ちになります。「死にたくはないが、生きたくもない」と、しばしば思い詰めました。私は私なりに精一杯の注意を払いましたが、発作を防ぐことは困難でした。私が、私の能力に自信を持たないのは、当時の無力感が強く影響しています。「誰かを頼りたい」「誰かと一緒にいたい」と、しばしば感じていました。小学生の頃、私に優しくしてくれた友人は、とても成績の良い子でした。その子ともっと仲良くなりたくて、真似をして塾に通い始めました。「きっと頭の良い人は、私を助けてくれる」「勉強して頭が良くなれば、もっと優しい人の傍にいられる」と夢を見たのだと思います。この時、私は、何かを勉強することに価値を見出しました。「何か」を法律にしようと決めたのは、大学生の頃です。「君は、検事に向いている」「その感受性の豊かさと正義感の強さは、君の長所だ」。法学部の教授にそう言われました。とても嬉しかったです。私は、幼い頃から自分よりも他人を優先することが多かったものの、望む評価や報酬を得られずに苦しんでいました。教授の言葉は、心の拠り所になりました。その頃から、「頭の良い人」が「頭が良くて、法律に詳しい人」に変わったようです。

法律専門職には、その対人援助職としての一面と、緻密な思考を求められる一面に魅かれます。幼い頃から、私は母を感情的に気遣うことが多かったと思います。私の世話をしてくれたのは、母でしたから。彼女の関心を引こうと、必死だったのかもしれません。母以外の他人とも、私は同じように接することが多かったように思います。他人の感情の起伏に責任を感じ、その責任を果たそうと意識して又は意識せずに振る舞ってきました。「優しい」と、しばしば評価されます。緻密な思考は、幼少期から必要でした。自動車の排気ガスやグラウンドの砂埃、タバコや花火の煙、人混み。どれも私にとっては、命の危険を感じる恐ろしいものでした。喘息の発作が起きないよう用心に用心を重ねることを、生きる術として身に付けてきました。「真面目」と、しばしば評価されます。法律専門職は、こうした私の性格を長所として発揮できるように感じられました。

高校生の時に、性的なハラスメントを受けたことがあります。当時の屈辱は、今でも忘れていません。それゆえに刑法に魅かれていました。司法試験と司法書士試験には、いずれも試験科目に刑法が含まれています。どちらの試験の合格を目指すか迷いましたが、経済的に余裕がなかったため、司法書士試験の方を選びました。感情的に揺れやすい私の性格を思えば、司法書士を選んで良かったと、今は思います。

 私の願望は、どれも非現実的でした。それを叶える手段として職業を選択することは、無理がありました。とはいえ、司法書士の平均的な収入や業務の内容、社会的地位等からして、司法書士という職業を選択したことは愚かではなかったと考えます。
 

2. 受験勉強について

2.1. 司法書士試験の特徴と対策

筆記試験の合格要件は、次に掲げるすべての要件を満たすことをいいます。

 (1) 択一式問題において、その基準点以上の得点をすること

 (2) 要件(1)を満たした上で、記述式問題において、その基準点以上の得点をすること

(3) 要件(2)を満たした上で、総合得点で、その合格点以上の得点をすること

この要件は、各年度の筆記試験の合格発表に関する資料から分かります。ここでいう「基準点」と「合格点」は、どのように決められているのでしょうか。この資料を過去数年に遡って見てみると、その基準を推測することができます。鍵は、「受験者数や合格者数、基準点、合格点が上下する一方で、毎年、基準点以上の得点をした受験者が一定数であり、筆記試験の受験者のうち3%前後が合格する」という事実です。いわゆる「合格率3%」です。このことから、司法書士試験の「基準点」と「合格点」は、この「合格率3%」のための点数であろうと分かります。

「敵を知り、己を知れば、百戦殆からず」。受験生が知るべき「敵」は、何でしょうか。「合格率3%」という試験の特徴を踏まえると、「敵」は、自分以外の受験生ではないでしょうか。資格試験の中には、毎年の問題の難易度を基準として合格点が決められるものもあります。その手の資格試験の受験生が知るべき「敵」は、試験問題です。自分以外の受験生が何点取ろうと、自分の合否には関係がないからです。一方、司法書士試験は違います。自分が高い得点をしたと思っても、自分より高い得点をした人がいて、その人達で上位3%が占められてしまえば、自分は不合格となります。だから、司法書士試験の受験生が知るべき「敵」は、自分以外の受験生といえます。

上位3%の受験者にあって、残り97%の受験者にないものは何か。私は今年度の上位3%に入ることができましたが、この問に答えることができません。「運だ」と笑う人もいます。「気持ちの強さだ」と答える人もいました。私は、この問を考え、気付いたことを一つ一つ改善し、それを続けた結果、上位3%に到達できたように思います。
 

2.2. 勉強の方法

(1) 受験勉強のための勉強

 上位3%の受験者と残り97%の受験者の違いというと、勉強方法の違いに関心が向かいがちかもしれません。予備校が開催している合格者座談会やガイダンス、『合格体験記』、市販の書籍等では、多くの時間や文字数が勉強方法の説明に割かれるからだと思います。私は、勉強方法以外の部分に目を向けることをお勧めします。勉強方法を学ぶのも大事ですが、それを支える生活の知恵や技術のようなものを学ぶことも肝心ではないでしょうか。私は「勉強のための勉強」と呼んでいます。これこそ勉強する内容が、受験者によって大きく異なるでしょう。私は、「勉強のための勉強」するため、主として書籍を読みました。この方法を採る場合、図書館で本を借りればよいでしょう。私は、次のようなキーワードで文献を検索しました。「記憶、学習、脳、生理学、睡眠、健康、栄養、運動、ストレッチ、入浴、ストレス、心理学、医学、意志力、モチベーション、姿勢、効率、計画、整理法」。参考にして下さい。「諦めなければ、受かる」。私は、こうした声には賛同しかねます。諦めないことは、合格の要件の1つに過ぎません。どこかに、あなたが諦めずに済む方法があるかもしれません。ぜひ探してみて下さい。

より良い学習環境を整えることも、私には必要でした。私は、自宅が勉強に向いた環境ではなかったため、有料自習室を利用しました。ソレイユの新宿室のほか、他社が運営する有料自習室も利用したことがあります。一口に有料自習室といっても様々です。ホームページで目星をつけ、実際に運営会社の方と会い、一定期間利用することをお勧めします。私は、ソレイユの新宿室を利用して、1年半ほど経ちました。新宿室を借りるに当たり、利用規約を拝見しましたが、規約の項目の多さに初めは驚きました。各項目を読めば分かると思いますが、利用者が互いに迷惑をかけないよう、独りで集中しやすいよう配慮がなされています。一定期間利用すれば、そうした利用規約の項目が実際に機能していることも分かりました。利用者の中には交流を持とうとする方がいましたが、しばらく無視すると諦めてくれました。ソレイユ側も、規約通り、交流を持たないことを支持してくれるでしょうから、諦めない方がいたとしても心配はいらないと思います。よって、勉強仲間が欲しい方には、こうした自習室はお勧めしません。反対に、独りで集中したいという方には、お勧めします。有料自習室は、様々な方が利用しています。ソレイユの新宿室もそうで、私と同じように資格試験の勉強をする方もいれば、大学受験の勉強をする方もいますし、仕事をされている方もいます。交流は持ちませんでしたが、そうした方々の姿を見ていると、狭くなりがちな視野が少し広がるような気がしました。新宿室は、パソコンや電卓を使うことができる部屋とそうでない部屋が分かれています。私は、パソコンで作業することが多かったため、部屋が分かれているのは助かりました。トイレが男性用と女性用に分かれているのも良かったです。安心して利用できました。

2016年7月の試験の後から2017年7月の試験までは、おおむね週6日、午前6時から午後1時まで自習室で勉強していました。アルバイトのない日の生活は、おおむね次のような生活を送っていました。

・午前4時前に起床。食事や歯を磨きながら勉強。

・午前5時過ぎに自宅を出て、自習室へ。1時間ほどの移動中も勉強。

・午前6時から午後1時まで自習室で勉強。昼食は、勉強をしながら、弁当を自習室で食べる。

・午後1時に自習室を出て、自宅へ。1時間ほどの移動中も勉強。

・午後2時頃に帰宅。その後1時間ほどは、自由時間。

・午後3時半から夕食、掃除、風呂など。

・午後6時すぎから、2時間ほど勉強。

・午後9時前に就寝。


(2) 受験勉強

① 方針

 完璧を目指さないこと。

司法書士試験の択一式問題の難易度を低い順にE、M、Dとすると、難易度E、Mの問題を正答できる力を身に付ければ、合格点を取ることができます。2017年度の択一式問題の場合、難易度E、Mの問は、午前の部と午後の部を合わせて63/70問ありました。その基準点は、147点(49問)でした。よって、難易度E、Mの問をすべて正答すれば、基準点を超えることができます。記述式問題で基準点と同じ得点をすることを目標とした場合、択一式問題で58/70問正答すれば合格することができました。私の調べた限り、これは2016年度についても同様です。それ以前についても、予備校の講師の意見によれば、同じことがいえます。とはいえ、この「難易度」というものは、その年の受験者が予備校に対して申告した正答率を基に設定されたものですから、当然と言えば当然です。少なくとも、これらのデータからいえるのは、司法書士試験の筆記試験を合格するためには、完璧でなくてよい、85%ぐらい正解すれば合格するということです。

長い期間で見れば、試験で問われる知識の範囲と難易度(実感としてのもの)は変化していますが、短い期間で見れば、大きな変化は見えません。よって、次年度の試験問題も近年と同様の知識の範囲から、同様の難易度で出題されると考えました。学習する知識は、予備校のテキスト又は過去問題集で提示されている出題頻度と難易度を参考に選別しました。問題の難易度を低い順にE、M、D、出題頻度(重要度)を低い順にA、B、Cとすると、難易度E、M、かつ、出題頻度A、Bの問題を正答できる力を身に付けることにしました。私が調べた限り、予備校や市販の教材で提示されている学習範囲や難易度に大差はありません。合格者を含め受験者のほとんどが、そうした教材を利用していると仮定した上で、模試や本試験における各問の正答率を踏まえると、難易度Dや出題頻度Cの知識を学ぶことは時間の無駄と分かります。難易度Dや出題頻度Cの過去問のページは、破って見ないようにしました。難易度E、M、かつ出題頻度A、Bの問であっても、一肢一肢を吟味し、難易度D、出題頻度Cと考えられるものには線を引いて、二度と解かないようにしました。このように合格点に必要な知識だけを覚えるよう心がけました。

目標は、記述式問題で基準点と同程度の点数を取り、総合得点で合格点を超えるよう択一式問題で点を上乗せすることとしました。記述式問題で基準点と同じ得点を目標とするのは、記述式問題で他の受験生と大きく点差を付けることが難しいように思えるからです。特に不動産登記法の問は、申請の件数と順序を誤ると、大きな失点につながりやすいだろうし、毎年、記述式問題の基準点と平均点がほぼ同じであることからも、そう思います。

どの科目も捨てずに、勉強することをお勧めします。択一式問題の午前の部と午後の部の両方に基準点が設定されていて、記述式問題にも基準点が設定されているからです。加えて、毎年、科目の難易度が変わるし、それを予想することが難しいからです。私が調べた限り、飛び抜けて時間対効果の悪い科目はありません。ここでいう「時間対効果」とは、択一式問題における科目の配点に対する、当該科目のテキストのページ数の割合です。民事執行法は時間対効果の悪い科目として良く聞きます。しかし、過去の出題範囲を踏まえた上で学習すべき知識の量を測った結果、民事執行法よりも憲法や刑法の方が時間対効果の悪い科目であり、かといって、捨てるほど時間対効果の悪い科目はないと分かりました。もちろん、強弱を付ける必要はあります。私は、各科目の配点の割合に応じて各科目の勉強時間を配分しました。2017年度の択一式問題の各科目の得点の割合が、各科目の勉強時間の割合と近くなったことから、この方法は有効だと考えられます。なお、私は記述式問題の配点を考慮せず、勉強時間を配分したため、会社法及び商業登記法の勉強に充てた時間が少なく、その結果でしょうか、両科目の得点がその分低くなりました。会社法と商業登記法の点が低くなりがちだったのは、相対的に勉強時間が少なかったからなのだと思います。この方法で各科目の勉強時間を配分しようとする方は、記述式問題の配点も含めて計算することを忘れないで下さい。

 「情報の一元化」又は「検索先の一元化」と呼ばれる勉強方法を徹底しました。私の場合、自作のテキストに一元化しました。自作のテキストは、およそ800組のワードファイルに分けて作りました。特定の知識を思い出せなかった場合、一定のファイルに当たり、それを思い出せるまで繰り返し見るようにしました。記憶は、文字だけでなく、文字の色や、その文字が書かれていた紙の色合いや質感、テキストの何ページの載っていたか等の様々な情報の集合体です。民法の同じ条文でも、それが六法に載っていたか、テキストに載っていたか、はたまた、それを講義で生の声を聞いたか、講義を録音した音声で聞いたかによって、別の種類の記憶になってしまうように思います。特定の知識を調べる場所を常に決めておいて、思い出せなかった場合は、その場所を思い出せるよう繰り返し学習する、という方法が記憶を定着させるのに効果的であるようです。

 記述式問題の勉強は、原則として、択一式問題の勉強と並行して行うこととしました。「並行して」とは、申請書の雛型は、択一式問題の勉強をしているときに一緒に覚えるということです。記述式問題のために、より深く理解を要する分野はあると思います。例えば、不動産登記法の場合、登記名義人の氏名等変更登記、商業登記法の場合、機関、特に役員です。もちろん記述式問題の解法を学ぶ必要はあると思います。ただし、私は、記述式問題の対策講義を受けることはしませんでした。時間を作ることができなかったからです。模試を受ける度、試行錯誤すれば、基準点を超えるだけの実力を付けられるだろうと踏んでいたからでもあります。記述式問題の過去問も解きませんでした。出題形式が今とは異なるからです。


② 教材

 テキストをパソコンで作りました。受験勉強が長期化することに備える必要性を感じたからです。実家で暮らしていましたが、そこを追い出される恐れが常にありました。実家を出て独り暮らしをするとなると、今以上に金も勉強時間も余裕がなくなります。司法書士試験の煩わしさは、法律や先例の改正に伴い、学習内容が毎年のように変化する点にあります。私が受験勉強していた当時は、平成26年に会社法が幅広く改正されました。経済的に余裕がない中、テキストを買い替えることは難しくなります。ほとんどの予備校はテキストを外販しておらず、手に入れようとすると講義を受講しなければなりません。そうすると、決して少なくない出費が必要です。その点、テキストを自作していれば、改正法の講義を受けるだけで足ります。そもそも私は、外販又は市販されているテキストを含め、既存のテキストを回しづらいと感じていました。特に図表の作りが甘い、自分の方が良い物を作ることができるとすら思っていました。独り暮らしをすることになると、勉強時間が大幅に減らさざるを得なくなります。その場合に備えて、今のうちに回しやすい教材を自作することにしました。

パソコンでテキストを作った結果、学習の計画や進捗もパソコンで管理できるようになり、学習効率が上がりました。紙のテキストを使っていたときは、ある情報がどこに掲載されているか調べるのに時間がかかりましたし、見つからずに困ることもありましたが、パソコンであれば検索もパソコンに任せることができます。勉強場所を変える場合に持ち運ぶ物は、ノートパソコン1台で足りるようになりました。司法書士試験の受験科目は、科目間で似たような知識があります。民法を勉強しているときに、司法書士法を勉強したくなったり、不動産登記法を勉強しているときに、会社法を勉強したくなったりします。司法書士試験は、受験科目が多く、知識の量も多いです。そのため、テキストのページ数は膨大です。自宅と自習室を行き来する場合、すべてのテキストを持ち運ぶのは至難の業です。スーツケースを使ったことがありましたが、そう長くは続きませんでした。ノートパソコン1台で事足りるようになったのは、とても便利でした。六法も持ち運ぶ必要がありません。自作テキストを回したのは、2017年4月~6月の3ヶ月間だけでした。回す時間を大幅に減らすこともできました。

 もちろん教材をすべて作成することは、お勧めしません。今年度の試験で合格できるだけの分量の教材を作成するのに、3年以上掛かりましたから。分かり切ったことですが、作成に要する時間が自作テキストの最大の欠点です。ほとんどの合格者は、回しやすいように既存の教材に手を加えて、利用しているはずです。付箋を貼ったり、隅に参照箇所を加筆したりするそうです。既存のテキストは、他人が作った物ですから、回しづらいとは思います。回す時間は3ヶ月とはいかないでしょう。とはいえ、手の加え方を学び、回す時間を確保すれば、対応できるのではないでしょうか。過去の短期合格者は、そうしてきたようです。


③ スケジュール(2016年7月~2017年6月)

 余裕をもって、計画を立てて下さい。1年間、受験勉強を続けていると、様々なことがあります。勉強を中断せざるを得ないこともあるでしょう。6ヶ月先の予定を立てるとき、そのうち1ヶ月は空けるようにしました。計画を見直す時間も予定に組み入れました。1日の予定を立てるときも、1時間は空白を設けるようにしました。急に用事ができたり、なぜか分からないけれども疲れて早く寝たくなったりします。

 計画は、定期的に見直しましょう。計画を立てたときは、その出来に惚れ惚れするかもしれませんが、やはり計画通り、事は運べません。私の場合、予定していた分量のテキストを年内に作成することはできませんでした。答練を受けながら、結局、3月頃までテキストを作っていました。1月~6月まで答練や模試をセットで購入したものの、回す時間が取れないことに気付き、4月、5月の答練は受けないと決断しました。

 2016年7月~2017年6月の私のスケジュールは、およそ次の通りでした。

 2016年7月…2016年度筆記試験の敗因を分析しました。自作のテキストに掲載した知識で筆記試験の問題を正答することができるか、を調べました。

 2016年8月~12月…テキストの作成を続けました。

 2017年1月~3月…過去20年分の過去問を解きました。もう一度解く問題と解かない問題が分かるよう、印を付けました。併せて、科目別で範囲が指定された答練を受けました。この答練には、毎回、不動産登記法と商業登記法の記述式問題もありました。もう一度解く問題は残し、解かない問題は破って捨てました。テキストに掲載できていなかった知識や記述式問題用に深い理解を要する分野が見つかり、テキストの作成を続けました。

 2017年4月、5月…この時期も模試を受ける予定でしたが、受けないと決めました。1月~3月までに回すことができなかった分、回すことにしました。過去問をもう一度解き、思い出せなかった知識を、自作テキストに当たり、勉強しました。

 2017年6月…全国模試を2回受けました。答練とセットで購入していたものです。他校の全国模試は受けませんでした。模試は、今年出題可能性の高い分野の知識を自分が押さえられているかどうかを確かめる手段と位置付けていたためです。これは、過去問を解いていると疎かになりがちな視点です。押さえられているかどうか確かめたのは「分野」であって、「特定の知識」ではありません。出題予想は所詮予想です。併せて、過去問をさらにもう一度解き、1月~3月に受けた模試ももう一度解きながら、自作のテキストを回しました。


3. 最後に

 司法書士試験は「二度と受けたくない」「常軌を逸している」と口にする司法書士の先輩方もいます。やはり司法書士試験は、難しい試験だと思います。頑張れば、必ず報われるものでもありません。私の意見が、それでも諦めないという方の一助になれば幸いです。一人でも多くの方が合格するよう陰ながら願っています。

以上