医学部編入試験(2015年度)

日時:2015年10月24日(土)19時~20時30分

場所:自習室ソレイユ池袋西口室

講師:自習室ソレイユ新宿室利用者(匿名)

1.始めに

今年9月、三度目のチャレンジで弘前大学医学部学士編入試験に合格。

編入試験の準備を始めてから二年半での合格。

2.合格体験談

①   自己紹介

・茨城県出身。当初一般入試で国立医学部を目指したが、叶わず。

三浪後、地方の国立大学看護学科に入学。

卒業後東京の大学病院に看護師として三年勤務。

・その後、看護師として働きながら国立医学部編入を目指す。

受験を準備するため大学病院をやめ、民間病院の看護師として再び働き始める。その後、同病院の看護師の主任に抜擢される。この主任としての働きは、面接でも評価されたように思う。

したがって、週5日看護師として常勤で働きながらの受験勉強であった。



②   医学部を志した理由

高校時代から医学部を目指していた。大学時代も考えていたが、看護師として働いていくなかで、やるなら今しかないと決意。

 

③   合格に向けた戦略

・KALS(医学部編入試験対策予備校)に通う。基本的な事を何度も復習した。

・過去問も見たが、同じ問題は出ない。応用力をつけるなら、基礎をとことんやる。そして、問題集であれば、標準的な問題をやる。

 

④   勉強法・勉強時間

・看護師として常勤で週5日働きながらの受験勉強であったため、休日以外は、勉強に充てられる時間が17時~23時の間の正味5時間程度であった。その時間は予備校の授業にでるか予備校そばの自習室ソレイユで勉強する毎日であった。

・勉強時間が限られているから集中できたともいえる。仕事で何かもやもやすることがあっても自習室に来たら切り替えて集中するようにした。

夜勤の後も、自宅に戻らずそのまま自習室に直行して勉強した。

 

⑤   予備校の授業・教材

高校生物、生命科学、英語、物理、化学、(力学、電磁気学・波動、熱力学・化学熱力学、原子物理・化学結合、有機化学)、数学、小論文。

KALSは、医学部編入試験受験生の実質6~7割のシェアを占めているとみられる。他の受験生の多くがKALSを受講しているのでその基礎的テキスト、問題集を100%こなしていることが最低限の前提になるのではないか。

 

⑥   面接対策

・弘前大学の場合二次の配点は、生命科学100、小論文50、面接150。面接のウエートが大きく、実質的に合否を左右する。

確たる医師像の構築、どのような質問にもぶれずに答えられるようにする。

・受験する大学についてはインターネット等を通じてとことん調べた。

大学医学部の広報誌は詳細にみた。どういう先生がいてどういう研究がされているか、特に自分が将来携わりたいと考えている救急救命医療の分野についてどういった研究がなされているか。さらには青森県の広報誌で県勢まで調べつくした。

・私は、看護師としてのバックグラウンドを踏まえ、医療の在り方について、単に肺炎だから抗生剤投与といった単純な図式ではなく、患者のそれまでの経歴、生き方を見据えた治療を主張した。

・面接は最初の5~10分が勝負。最初に「なぜ医者になりたいのか」、「どういった医者になりたいのか」、「なぜ弘前大学か」といったメインとなる重たい質問が出される。その後の質問は枝葉の世間話的なものが多い。

 

⑦   合格の要因・分析

試験との相性、面接官との相性

・社会人となって、受験を決意したとき、一般入試と編入試験の両方とも視野に入れて考えたが、国立医学部一般入試の場合、古文漢文や政経等の文系科目を一からやらなければならず、また編入は看護師というバックグラウンドを活かせる面があり、編入試験の方が総合的に相性がよいと感じた。

・弘前大学医学部は学士編入で20人採用する等学士編入に積極的な大学であった。米国流のメディカルスクール構想を持つなど、社会人経験者が一般入試の学生によい影響を与えることを期待していた。

・弘前大学は3回目の受験で合格したが、今回の受験は、3人の面接官との相性がよかった。

 

受かるまで諦めない根性

・「受かりたい」から「受かる、受からなければ」へ。

 

⑧   自習室の活用法

ONとOFFの切り替え。職場:仕事。自宅:睡眠、くつろぎの場。自習室:勉強。

 

⑨   挫折・失敗の克服経験・スランプ対策

失敗した時にどれだけ食いしばれるか。悩んでも解決しない。もともと、簡単なものではないと考えていた。もっと辛い事がなければ、受からない。こんな事でめげていたら、医師になっても務まらない。

3.質疑

(問)看護師の仕事との両立は大変ではなかったか。

(答)つらいというより勉強できるだけありがたいと考えた。

 
(問)自宅での気分転換はどうしたか。

(答)金曜日の夜にお気に入りのテレビ番組(「アナザースカイ」「未来シアター」)があり、それをみた。

 
(問)英語の勉強はどうしたか。

(答)単語中心に勉強した。医学部編入専用の単語帳が入手できなければ英文の医学論文に出てくる単語をすべて抜き出して覚えれば事足りるのではないか。

 
(問)圧迫面接的なことはなかったか。

(答)知人で年齢面をあげてきつい質問のされ方をした人がいたが、その人は結果的に受かっている。言われたときの受け答え、反応をみているのではないか。患者の中にはいろいろな人がいる。ある程度精神的にタフでないと務まらない面がある。

以上

 

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