司法試験(2010年度)

司法試験合格者を囲む会(抄録)

日時 :2010年10月24日 17:30~18:30

 於  :有料自習室ソレイユ池袋西口室ロビー

 

1.匿名希望さんの合格体験談

【講師自己紹介】

K法科大学院卒(既習)です。ローの最終学年で旧司法試験を受験していますが、1回目の新司法試験受験で合格しました。

ソレイユは受験直前の半年間利用させていただきました。

選択科目は国際私法。 最初は労働法をやっていたが、変更しました。

 

【合格の秘訣】
合格するためには勉強が必要なのは当然ですが、一発合格した人の共通点は、みんな勉強の鬼。

合格した秘訣は、勉強をしたこと、それにつきます。単なる「お勉強」レベルでは無理、本当に「クソ勉強」というくらいの意気込みでやる。それが合格の秘訣です。勉強時間、質や方法論など、巷で騒がれていますが、とにかく勉強時間が大事。ロースクールでよく言われていることに、セブンイレブンで勉強するというのがあります。朝の7時から夜の11時まで勉強する。それくらい勉強する人が受かる。

 

【法科大学院の授業】

どこのロースクールにもいい授業と悪い授業はあります。全ての科目に全力は費やすのは無理。費用対効果の悪いものは切っていました。

 

【勉強で失敗したこと】

旧司法試験対策として、予備校中心の勉強、基本書を読まず、問題演習中心になっていた。過去問は解けるし、予備校の模試ではいい線いっていたが、結局受からなかった。

基本的な理解の深さが足りなかったと思い、基本書中心主義に変えたが、基本書中心主義には弊害があった。演習が疎かになってしまった。もう少し演習をやっていれば順位が上がっていたと思う。

では、何を演習素材とすればいいのか。ロースクール制度だからこそのメリットがここで出てくる。

それは、実務家や教授陣の作った事例問題の存在である。超一流の実務家の方が各々の実務の経験を経て作った問題の存在。予備校問題のように詳しい解説は無いが、質の高い問題、特に司法試験に受かって、実際に実務家を何年もやっている人が作成した問題は貴重である。予備校の問題をやるのでなく、こうした質の高い問題をやるべきではないか。他のロースクールの期末テスト等の質の高い試験問題を集めてやっている人は、実際にいる。

問題を解かなければ、いくら理解していてもスマートに起案することはできない。その点を怠ったせいで順位が伸び悩んだと反省している。積極的にこうした質の高い問題演習を行い、スマートに書けているかをチェックするべきであった。予備校問題をやるよりは、他の法科大学院で作られた問題を発掘してやればよかったと思う。

 

○質疑応答

「選択科目について」

Q:なぜ国際私法を選択科目として選んだのですか。

 

最初1年半は、労働法をやっていましたが、なぜ国際私法に変えたかといえば、圧倒的に量が少なく、簡単だからです。3年の9月に国際私法に替えました。順位は500人中40位くらいでした。

 

Q:勉強方法を教えて下さい。

 

国際私法の教科書としは、松岡弘先生の国際関係私法入門。 これ一冊で足りる。

事例をベースに論点を解説しているが、その事例を肉付けしたものが本試験という感じでした。

一回ではわからなかったが、薄いので何回も読めます。国際私法の授業を受けなくても、国際私法を選択した人は、周りに多数いました。

変更してもなんとかなると思った理由は、出願時点では全く国際私法をやっていなかった人が、2番で受かったという伝説があったからです。

国際私法のいいところは、やるべき素材が薄い。過去問も半分国語の問題のようなもの。今年の問題は、新しい条約の問題、どこのロースクールでもやっていない問題だったが、国語の問題みたいなもので、よく問題を読んだら解くことができました。

判例百選は20個くらいしか読みませんでした。松岡先生の本と過去問をやっただけです。過去6年分ぐらいの予備校の全国模試は集めてやりました。

 

Q私は肌に合わないと感じるのですが、変更した方がよいでしょうか。

 

国際私法は実体法ではない。法律の解釈論的色彩は実は希薄で、学説の対立の様相も、民法などとは少し違う。私は、最初松岡本を読んだだけ段階では全くわからなかったが、何度も繰り返したことで理解が進んだ。授業をとっていた友人に過去問を解いた答案を添削してもらったりしました。ケースブックなどは全く使っていません。うちのロースクールでは、教科書指定されているが、受験対策として使っている人は少数であったと思います。

 

Q:判例20この選定基準は?

松岡に引用されているもの、かつ百選にのっているもののみ。

 

Q:本当にそれだけでよいのですか?不安です。

論文だけの選択科目では勝負は決まらないだろうと考え、費用も時間も最小限とするため、国際私法に決めました。やはり択一論文がともに課される必修3法系が勝負。

国際私法百選は事例が複雑すぎる。本試験の方が簡単。択一がないのに、なぜ時間をかけなければならないのか、という疑問。順位も全体では上位10%にいたので、この選択は正解であったと思う。百選の事案は心が折れる程複雑なものがあり、学者の視点でまとめているのでわかりにくい解説も多く、読んだものも、学習効果があったかという意味では疑問。

 

Q:国際商取引はどうすればよいのですか?

条文を引けるかどうか。合格再現答案でも、条文をまる写しし、事案のあてはめ、というものもある。

 

Q:今年の問題は新しい条約からの出題でしたが、どのように対応しましたか?

 

受験直前に松岡の第二版が出版され、今年から施行されたウィーン売買条約の解説が載っていた。万が一もでないだろうとは思っていたが、条文だけはチェックし、松岡にのっている知識はチェックした。出た時はびっくりした。仮に知らなかったとしても、実は、問題分をよく読むと、使う条文が指定されていました。本当に親切な科目だな、と思います。

 

問題集で典型問題を抑えるというよりも、条文だけをとりあえず全てよんで、絶対に間違えない。すばやく正確に条文を引けるようにする。とにかく、労力はすごく少ない。本試験のレベルを把握して、過剰にやり過ぎないこと。結局は、柔軟性のようなものがみられていると思います。

 

Q:国際民訴はどうしましたか?

松岡だけです。マレーシア航空判決など、重要な判例は限られている。送達なんて試験で出るはずがない、など、出題範囲のうまい切り捨てが必要。

 

Q:基本科目についてお伺いしたい。

 

時間を割いたのは圧倒的に民事系

公法:民事法:刑事法=2:5:3の時間割合、選択科目は1割未満。

 

Q:民事系はどんな勉強をしましたか?要件事実が苦手です。

要件事実は、民法の実体法の理解がないとわからないと思います。

 

Q:実体法の成績はよかったのに、要件事実の成績が悪かったのですが・・・どんな勉強をしていましたか。

言い分方式を中心にやりました。類型別は難しいが読んでいました。大江先生の要件事実ノートをやっていました。30講は買ったが、あまりやっていません。

ロースクールの期末テストの問題は全てやりました。中間と期末で計8回分をすべてやりました。あとは、本試験過去問をしっかりやりました。このレベルまでには要件事実を理解しなければならないんだな、という把握をする必要はあると思います。

要件事実は、どつぼにはまるおそれがあるので、注意が必要。要件事実は今年、25点から30点分、わからなかったら切るという勇気も必要で、わからなければ最低限論理的に答案を作成するに留めて、事実上捨てる覚悟もしていた。

この間、司法研修所から送られてきたものに、新品の類型別が入っていた。つまり、法科大学院で全て理解することは期待されていないと思います。

民事系の勝負所は、専ら実体法の解釈論とあてはめ。要件事実を全部覚えたりはしていません。点数配分的にも合理的であると思う。理解したとしても、その理解が間違っているおそれがある。

ただ、要件事実の授業はとった。ロースクールによっては授業が少ないというが、わからなくても合格ラインは絶対割らないようになっている。法科大学院での要件事実教育は正直期待されていないと思う。類型別の記載が分からなくても、悩まず、割り切って実体法をやるべき。

 

Q:旧試験の過去問はやったか?

法科大学院に入学する前はやった。しかしそこから得たのもは、予備校の問題は解けるようになったが、本試験は解けないという状態で、それが学習方法の転換の契機になったことは前述の通り。使用教材はスタンダード100でした。

ロースクール入ってから、旧試験の問題はほぼやっていない。やった方がよかったのかもしれないが、まず、問題形式が違うし、その解説は予備校のものでしかない。

ロースクールの気鋭の実務家が作った問題をやるべきだと思う。私は他のロースクールの問題を集めることはしなかったが、すればよかったと思っている。

 

某国立大学の民訴の期末試験問題では、今年の本試験同様の出題形式が定番のようで、その問題を解いていた友人たちは出題の意図もすぐに見抜くことができたといっていた。学校の問題がそのままでることはないが、試験委員の教授のカラーがでる、問題形式が似ている、という場合は、往々にしてあると思う。今年の刑法の不作為犯は、完全に某大学教授で試験委員のY先生のカラーが出ていたといえるでしょう。カラーや、問題形式を学ぶという点でも、周りのロースクールの過去問をやる方がいい。

 

Q:「実務系の教科書はどれくらい読んでいましたか?」

学校で指定された部分だけ読みました。復習はしていません。手続の細かいところは論文ではでないと思いました。所詮は文章であって、手続を体感することはできないのであるから、一審解説や検察講義案などを読んでも、読むだけでは使い物にならないと思われるし、本試験ではおそらくでない。択一には少しくらいはでるかもしれないが、通常は切るべきであると思います。まずは条文判例を押さえて、余力があれば手続的理解を得るために実務系の本を読むのもありですが、択一300越えを目指さない限りは要らないと思います。授業も、実務だし重要だとまわりはやっていたが、自分は単位をとるだけだった。合格前の段階で起訴状を起案をしろ、という課題自体が疑問。模擬法廷も茶番劇でしかなく、個人的には時間の無駄としか捉えていなかった。しかし私は、ジャンケンで負けて裁判長役になってしまって、一週間潰したという苦い経験ある。もちろん、その経験が試験に生きたということはない。

実務系科目を疎かにしたから本試験が受からない、ということはないだろう。実際、受かってから、検察講義案などが新品で送られてくる。要件事実はやらなければならないが、検察講義案や一審解説に時間を割くよりは、教科書及び判例を読むべきである。

刑事系は調査官解説をよく読んだ。

答案は判例で書かなければならないと考えているが、実際教科書には判例が詳しく書いているものはないと思っている。調査官解説を読むと、判例の相場などがわかって、抽象的な基準を書いているようなものもあって、使えた。

以上

司法試験(2011年度)

2011年度有料自習室ソレイユ司法試験合格者座談会
記録


日時:2011年10月3日 17時30分~19時
場所:有料自習室ソレイユ池袋西口室

 

Sさん

 

都内私立大学法科大学院卒(既修)。短答が苦手で、最初の年は受け控えた。2回目で合格した。

基本的知識を固めるように努力したことと書き方の工夫をしたことが勝因だと思う。基本的知識は本当に重要だと思う。

合格者体験記や合格者とのゼミを通じて正しい方向に向かうようにしつつ、自分の勉強をするようにした。基本書は苦手だったので、ゼミで読む会を行い、体系的に頭に入れるようにした。過去問は、各肢の根拠条文・判例を入れるように何回もやった。

論文は、民事系に苦手意識があり、スタンダード100で最低限の問題抽出力と論証を身につけるようにした。そうして最低ラインを作ってから事実の引き方・評価の仕方を学んでいった。

勉強時間は平均して一日9時間くらい。多い日は朝9時から夜23時までやったが、やらない日が1ヶ月に1週間くらいあるなど、ムラがあった。

ロースクール生活では、あまり授業についていけなかったので、適宜仲間内のゼミでフォローした。やはり一流の先生方の授業なので、無駄にするのはもったいないと思う。

答練は、ペースメーカーとして使うなど、本番との違いは意識した方が良い。条文・判例本で規範とかを確認して書けるようにした。辰巳の合格者講義はよかった。(「ひとりゼミ」など。)

 

 

Tさん

 

T大学法科大学院卒(既修)。一発合格。

新司は当てはめ重視と言われるが、論点は頭に入っていないとそもそも話にならない。そうしないと何を書かせたいかもわからない。その上で規範にあまり点数がつかず、当てはめに点数がつくということ。旧試よりは論証自体に力を入れないで良いという印象。論点は基本として押さえておかないといけないが、いわゆる論証パターンを一字一句覚えるのはあまり得策ではないと思う。ショートバージョンのみ頭に入れる。

事案を早く処理するため、要件や有名な論証を覚えておくのは重要。条文を読まなくても出てくるようにする。「本件では…」と書く所までは時間を使わないようにする。新司法試験は2時間で問題の分量も多いので、思い出しながらだと時間がなくなる。

人気の基本書を通読し、その際、条文をこまめに引いた。試験対策という意味では、研究論文まで手を出す必要はないと思う。基本に9割ぐらい割いて良いと思う。

 

ロースクールの授業では試験に関係ない内容も多かった。しかしLSの成績が後々(就活など)に響くのであまり手を抜くことも出来ず、予習やテスト勉強に追われた。純粋に新司法試験の対策に使えたのは1日3時間くらいかもしれない。もう少しやればよかった。LSの勉強はもう少し要領よくやれたのではないかと思う。

予備校は学部時代に伊藤塾に通った。院試には役に立った。新司は直前の模試のみ利用した。ロースクールに入ってからは基本書中心で勉強した。

修了後の3~5月は平均8時間くらい勉強した。周りと比較すると少なかったかもしれない。しかし、集中力が大事だと思うので、集中してやればこれぐらいでも足りるのではないか。

自習室では、本棚に使う本をすべて置いておいて、いつでも調べられるようにした。

1日3~4科目を回すようにした。人によっては1科目ごとに集中してやっている人もいた。しかし、ある科目の勉強期間に他の科目の知識がけっこう抜けていくので、個人的にはこのような方法はあまりおすすめしない。

 

質疑応答

 

Q:直前期の勉強法

 

A(T):過去問の見直し(趣旨・ヒアリング、再現答案集)を行った。自分は契約各論が、全体のイメージがわかず苦手だったので、この部分を集中的にやった。憲法は百選・過去問、行政法は百選・訴訟要件の整理(条文等を用いて)などを行った。出そうなところは大体決まっている。要件と有名な判例をおさえると、検討に値するルートが見えてくる。

 

A(S):憲法の書き方は、受験新報「憲法合格答案の書き方」2010年1月号を見て、形を固めた。そうしたら成績が安定した。1:1:2の比率。原告は主張のみ。コンパクトに書くようにした。

 

Q:受験1回目と2回目の勉強法の違い

 

A(S):1回目は短答が苦手で短答対策ばかりやっていた。基本的知識が欠けていたので、身につけるようにした。まず、最低ラインを作ってから事実認定・書き方の勉強をした。問題点を分かるようにしたことが大きかった。人によって敗因は違うはず。自分なりに分析することが大切。1年目=現役生は授業との兼ね合いがやっぱり大変なのだと思う。

 

Q:ロースクール入学までの勉強

 

A(T):司法試験の過去問は早く見ておけばよかった。ゴールの確認。内容が分からなくても、問題文+再現答案を見て方向性を確認する。そのほうが効率的に勉強できるだろう。


A(S):得意ではない科目の基本書。知識の有無でスタートラインが違ってしまう。なお、過去問は重要。優秀な人でも方向性を誤ると落ちてしまう。

 

 

 

Q:教材の選び方

 

A(T):予備校本でもいいのかもしれないが、自分は基本書を読んでいた。予備校本が悪いということで積極的に乗り換えた訳ではないので、十分かどうかは判断ができない。学者問題集では刑法事例演習教材(井田・佐伯・橋爪・安田、有斐閣)がよかった。百選は必要だと思う。

 

Q:答案演習

 

A(T):ローに入るまではよく書いていた。ローに入ってからは、少し長めの答案構成を30分くらいで書くことが多かった。題材は新司や学者問題集。あとは、ロースクールの定期試験過去問を解いていた。ただ、定期試験の過去問は答えがないのがつらかった。

 

A(S):ロースクールの定期試験過去問は、学者の問題意識や最新判例など注目すべき所が分かってよかった。他の大学の過去問も集めていた。

答案を書いた後に、答案書くのが上手な人に見てもらうのがより重要だと思う。

 

Q:不要だったもの

 

A(T):勉強会で学説の議論をすることは不要。勉強会は時間厳守で。1問で3時間は絶対にかけない。

 

Q:選択科目:倒産法(T)、労働法(S)

 

A(T):倒産法は労働法と違い、マイナーな分野の手続きを聞かれたりするので、リスキーな部分がある。自分は労働法を勧める。学校の労働法の先生は、面倒見がよく、その科目の合格者が多かった。

 

司法試験(2012年度)

司法試験合格者を囲む会(抄録)

日時 :2012年10月8日(月) 17:30~19:00

 於  :有料自習室ソレイユ池袋西口室ロビー

 

Ⅰ Yさんの合格体験発表

1.講師自己紹介

私立大学法科大学院(既習)を2012年3月に終了しました、Yと申します。2012年度司法試験を受験し、合格しました。どうぞよろしくお願い致します。

私は大学生の頃から法曹を志し、大学2年生の4月から大手司法試験予備校のインターネットクラスに通い始めました。

当初は予備校のPCブースや自宅でネット授業を受講していたのですが、あまり授業に身が入らなかったことや、予備校に通うことが面倒であったことから、池袋でインターネットの使用できる勉強スペースがないか探していたところ、ソレイユをHPで拝見し、奨学生スタッフとして入会しました。



2.勝因分析

過去問の分析を詳細に行ったことにあると思います。平成18年から平成23年までの新司法試験の過去問を、実際に時間を図って答案を書き、法務省から発表されている出題の趣旨・採点実感を一字一句分析し、出題者がどのような答案を求めているのかを熟考しました。

 

3.合格に向けた戦略

前述の通りではありますが、過去問を疎かにせず、なるべく早い段階から何回も分析することが大切だと私は考えます。人によっては、過去問を実力試しのために最後まで解かないで取っておく方もいらっしゃいますが、得策ではないと思います。法科大学院で一通りの勉強が済んだ科目から、どんどん過去問を解いて分析していくべきだと思います。

 

4.勉強法、勉強時間

全ての科目に共通する勉強法は、「今自分が勉強している論点は、どの条文の解釈・適用の問題であるのか」を常に意識することです。司法試験は法律の解釈と適用が問われる試験ですので、巷でありがちな「論点を勉強する」という考え方は、実力が伸び悩んでしまう原因になるのではないかと思います。

勉強時間は、法科大学院2年生のときは平均8時間、法科大学院3年生のときは平均10時間、直前期のときは平均12時間でした。

 

5.ロースクールの授業

私は、ロースクールの授業は、先生に質問をする足がかりとして位置付けていました。当たり前のことですが、ロースクールの先生には教え方のうまい方とあまりうまくない方がいらっしゃいます。しかし、ロースクールの先生が学者であれば、その科目について答えられないことは原則ないはずです。自分で勉強していてわからない所が出てきたときは、基本書や判例解説等を読み、必死に自分なりの考え方をまとめ、それを先生にぶつけることによって、自分の思考の過ちを正してもらい、法的思考能力に磨きをかけることができます。

 

6.予備校、教材

私は、基本的には予備校の教材は使用しませんでしたが、択一対策としては、予備校の出版している過去問集と、肢別本を使用しました。

その他に私が使用した教材は、

憲法:宍戸連載、憲法判例

行政法:事例研究、行政法事案解析の作法、判例ノート

民法:ロープラクティス民法、紛争類型別要権事実、判例百選

民訴法:解析民訴、要権事実の解釈と応用、判例百選

会社法:事例から考える会社法、判例百選

刑法:事例演習刑法、最高裁判所調査官解説

刑訴法:酒巻連載、最高裁判所調査官解説、判例百選

※刑法・刑訴法の「最高裁判所調査官解説」は、授業で扱われた判例や、自分で勉強を進めていく上で試験に出題される可能性が高いと判断した判例を中心にピックアップして読みました。

 

7.自習室の活用法

法科大学院に入学してからは、学校の自習室も使うようになりましたが、土日やお盆、お正月はソレイユで勉強していました。学校の自習室では主に授業の予習・復習を行い、ソレイユでは自分の勉強(択一対策等)を行うことで、うまく勉強の切替えが出来たと思います。また、学校の自習室が長い間閉鎖されていた東日本大震災の時も、ソレイユは通常通りの営業を行っていたため、いつも通りのペースで勉強をすることができました。

 

8.その他

私の感覚では、司法試験には「運良く受かる人」は一定数いますが、「運悪く落ちる人」はほとんどいません。つまり、超難関資格であった一昔と違い、現在の司法試験は受かる能力を身につければほぼ確実に受かる試験であると思います。逆に言うと、残念だった方は、何か必ず原因があるはずです。自分ひとりで分析するのは難しいと思いますので、友人の方や合格者の方に答案を見てもらいアドバイスをもらうことが、合格への第一歩だと思います。

ここまで私の考えを述べさせていただきましたが、合格者の数だけ勉強方法はあると思いますので、是非、さまざまな合格者の方の話を聞き、自分に合ったやり方を見つけて下さい。ご清聴ありがとうございました。



 

Ⅱ Oさんの合格体験発表

 

1.講師自己紹介

T大学法科大学院(既習)を去年卒業し、今年2回目で合格しました、Oと申します。

どうぞよろしくお願い致します。学部時代は文学部でした。

 

2.勝因分析

1年目だめだったところの裏返しだが・・・。

 

(1)ローの授業とのバランス(択一や民事系科目)≒アカデミックな勉強とのバランス

自分はローの勉強に追われすぎていた。3年の夏休み手前くらいから友人と演習書等やり始めたが、今考えると遅かったかも。

予備校に通う余裕もなかったし、過去問も4月とかにざーっと目を通しただけ・・・。

勉強会の復習も全然間に合っていなかったし、過去問の傾向なども血肉になっていなかった。

新司とはいえ、基本的な論点の論証は用意しておくべき。

過去問もきちんとやっておくべき。

 

(2)時間配分や書き方など形式面を整える

私は1年目はここすらできていなかったので・・・。

当然用意できるところは、予備校や勉強会で対策しておく。

 

(3)知らないこともある程度思い切ってかけるだけの自信

聞かれていることはちゃんと答える、事例の特殊性に配慮していることを示す。

 

3.合格に向けた戦略

 

(1)基本書をきちんと読んだ。論証づくり、過去問は勉強会でこなした。

(2)答案作成の時間配分などは予備校に通ってトレーニングした。

(3)上二つができれば自然と「知らないこともある程度思い切ってかけるだけの自信」が身に付くはず!

 

自分のペースで一から腰を据えて勉強することをとりあえずの目標にした。

現役の人にはとにかく知識のムラをなくすこと、過去問検討をしっかりすることをお勧めします!

 

4.具体的な勉強法

(1)論文対策

・基本的には基本書やまとめノートを読んで趣旨規範本にまとめていた。とりあえず知識面で大きく差をつけられることはないだろうという自信になる。

・過去問は勉強会で平成19年度まで全部書いてみんなで添削し合う。

 

(2)択一対策

・年度別で自信と時間感覚をつける、苦手な分野や範囲のみ肢別を使う。

・頻出分野で忘れやすいところは出てくるごとにノートにまとめておいて、直前に見るようにした。

 

5.ロースクールの授業

・新しい問題を考えるトレーニングや考える方向性を身につける練習にはなる。

・しかし少なくともローの授業の復習だけでは足りないかな・・・。

 

6.予備校、教材

(1)予備校

・予備校の活用方法

予備校のいいところは、時間配分や新しい問題に対処するという経験が積めるところ。

あとペースメーカーになる。

予備校の答練の教材で勉強することはなかったけど、添削とかはためになることもあった。

個人的には自分がもっともだと思うことだけ取り入れればいいと思うけど。

 

・予備校選択

予備校はTACに通っていました。 理由は通うのに便利であったから。

予備校は基本的にどこがいいとかは特になさそう、TACも別に悪くなかった。

でも一つ難点があるとすれば、受講生が少ないのでデータの信頼性がどうしても劣る面がある。 そういうのを気にするなら辰巳がいいかも。3~4月にある模試は受けてみると安心できる。

 

(2)教材

・趣旨規範を使っている人は割りと多かったと思う。

そのまま使うというより、論点の拾い出し、たたき台として役に立った。今思うと公法系はいらなかったかも。

・択一は基本年度別、部分的に肢別を使っていた。

 

7.自習室の活用法

基本的に自習室で勉強していた。気分転換にカフェとかに行く感じ。荷物も置けるし静かで便利だった。



 

Ⅲ 質疑

 

(問)基本書を読むとき気をつけていたことはあるか。

 

(答:Oさん)

・答案に書くとしたらこう書くと考えながら読んだ。

・1回目読んでまだ記憶に残っているうちにもう1回読んだ。前回読んだ記憶が完全に消えてしまってから読むより記憶の定着が図れ、内容の理解も深まる気がする。

 

 

(問)本試験での科目別のできた手ごたえ、感触と実際に返ってきた点数とのギャップはあったか。

 

(Yさん)

・憲法は逆ヤマが外れた(出ないと思って切ったところが出た)ため、かなり悪い点数であったと思う。 一方で行政法は、判例は個別法をどう解釈したのかという点を常に考えながら勉強したので、ある程度自信があった。

その感触と実際に返ってきた点数では、特にギャップがあったということはなかったと思う。

 

(Oさん)

・公法系は、憲法はこれ来たかという感じ。行政法は似たような問題が予備校で出た。その時も出来たと思うし、本番でも同じ様に書いたと思う。

内訳の詳細はわからないが、90点台で、ほぼ予想通り。

 

(Yさん)

・民事系もほぼ感触通りの順位だった。民事系は、勉強すればその分だけ結果が出る科目特性だと思う。

特に、民訴法は、学説を聞く問題と実務的な問題があり、それぞれ分けて対策をしたことから、点数が伸びたのではないかと思う。

 

(Oさん)

・刑法系は、刑訴はできたが、刑法はだめだった。

 

(Yさん)

・刑事系はよくできたと思ったが、周りもよくできた様子で、相対的に順位はそこまで良くなかった。刑事系は、検察庁からの派遣の先生が一生懸命教えて下さる学校が多いので、得意意識をもっている学生が多いのではないかと思う。

 

 

(問)

・判例100選がなかなか覚えられない。長期記憶のコツはあるか。

また答案を枚数多く書くコツはあるか。

 

(Yさん)

・100選を使ったのは刑訴、民訴、会社のみだった。判例をそのまま覚えることはしていない。エッセンスを理解する。ただこのやり方ではだめだったのは労働法で、判例の正確な暗記に点数があるのではないかと感じている。

後は、全部覚えるのではなく、アンテナをはって臭いと思ったらヤマを張って覚える。100選のうち実際に論文試験に出る可能性があるのは30~40個ぐらいなので、強弱をつけて覚えるのがいいと思う。

 

(Oさん)

・まる覚えではなく、出てきた判例を深くつぶす。

ただ憲法は、択一対策で読んだ。

 

 

(Yさん)

・枚数が書けないのは、書き始めてから書き終わるまでの間に筆が止まってしまうことがあるからではないかと思う。筆が止まる原因は2つあって、答案構成と理解が不十分であることにあると思う。

 

(Oさん)

・かんばって無理に長くしても意味がない。優秀な人の答案を見て学び、気付く論点を増やすしかない。

以上

 

 

司法試験(2013年度)

司法試験合格者を囲む会(抄録)

日時 :2013年10月6日(日) 17:30~19:00

 於  :有料自習室ソレイユ池袋西口室ロビー

 

第1 Hさんの合格体験発表

※無断転載・複写不可

講師自己紹介

関東の私立大学法学部2011年3月卒

関西の国立大学法科大学院2013年3月卒

2013年6月に東京へ引っ越し

 

結果報告

総合得点:800点台

順位:800番台

(内訳)

公法系科目:600番台

民事系科目:200番台

刑事系科目:3000番台

選択科目(経済法):80~100番

行政法と会社法が得意、刑事訴訟法が苦手だったので、自分の得手不得手にそった得点だった。

勝因分析

・あれこれ手を出さず、やるべきことを絞ったことが、結果として合格につながったと思う。

なぜ絞ったか?

国家総合職(国Ⅰ)を並行して受けていたため、教養科目等国Ⅰ対策にも時間をとられてしまい、他の人に比べて司法試験対策の時間が少なかったため。

・絞って行った内容は以下の通り。

<短答>

『新司法試験合格一問一答』

―東大ローの先代からの伝承+改良された合格のフレームワーク(ネットで販売)という冊子に従った。

手堅く、上位合格するためのノウハウの書かれた本。

(^_-)-☆私の活用法

まず肢別本を95%正解できるように。

でも、肢別本は退屈だし、不正解が続くと嫌になる。

→①解説側に載っている判例と条文を判例六法ですべて読む。(この行為によって、問い方や、問われる深さ、問われる内容がつかめる)

②肢ごとに○×を付ける。

③答え合わせ

④間違った問題には附箋を張っておいて、またやる

⑤3回間違えた問題は、暗記用ノートにメモ

<論文・全体>

『コアカリキュラム』

コアカリキュラムは、法科大学院共通的到達目標のことで、各科目の各単元について、その単元のポイントと求められる理解度を文章にしたもの。

←基本書を読んでいても、知識は膨大で、メリハリをつけなければ到底こなしきれない。

←コアカリキュラムは学者・実務家などが集まって検討して作られたもの、試験委員もかかわっており当然これをもとに試験を作る。

←コアカリキュラムで求められていることが全部できれば最低限ではあるが必ず受かる。

(^_-)-☆私の活用法

①A4に大きく印刷する。

②目標の重要性ごとに色分け

③一つ一つの目標に対し、基本書の該当ページ、判例集のページ、キーワードなどを書き込んでいく。

④ホテルや試験会場で重要度の高いものから順に見直し。

(^_-)-☆取得方法

ネットでダウンロードできます。『法科大学院 到達目標』で検索

勉強法・勉強時間

<勉強法>

・基本書+判例集+六法が中心

・基本書を読むときは必ずコアカリキュラムを手元において参照

(基本書に重要性を書き込んだり、自分の使っている基本書に載っていない事項

を付け足しながら)

・基本書を読むときの色分け

(自分が一目でわかるように。初めて読むときから直前期に1週間で一系統回せるように意識しながら)

・判例

とにかく事案を大切にすること。常に射程を考えながら。量を読むことでつかめてくるものもある。

・論証パターンは、刑法と行政法の一部(処分性、原告適格等の言い回し等)だけ作った。

・自主ゼミはたくさんした。

定期テスト対策のゼミ

経済法の答練ゼミ

民事訴訟法ゼミ

公法系答練ゼミ

ペースメーカーゼミ 等

代表答案を先生に添削していただいたり、議論してわからなかった部分は先生に質問する等、独りよがりにならないように、わからないままで放置しないようにした。

<勉強時間>

・授業の予習復習に時間がかかるタイプだったので、既習1年目は朝5時~夜10時まで

・既習2年目は体調管理の重要性を意識したので、朝8時半から夜11時まで

・2週間に一度くらい半日休み。

・ずっと学校で勉強していた。疲れると、学校に住んでいる猫に癒されていた。

ロースクールの授業

私は、授業は予習復習に追われているだけで、他の人に比べてうまく活用できてなかったと思う。

ただし、オフィスアワーは活用した。

予備校・教材

<予備校>

予備校へは行かず。(①学部時代は伊藤塾へ行っていたが、そこでの授業を生かし切れなかったことの反省②神戸は山の上なので、登校に不便で最も近い大阪校でも1時間以上かかる)

<教材>

 

基本書

判例集

参考書・問題集

憲法

4人組

駒村連載

プラクティス憲法

考える肢

事例演習憲法

民法

総則:民法の基礎1(酒巻)

物権:民法の基礎2(酒巻)

担物:担保物権法(道垣内)

債総:Sシリーズ

債各:債権各論Ⅰ(潮見)

不法行為法(窪田)

家族:家族法(窪田)

百選Ⅰ・Ⅱ

 

司法試験短答式過去問(伊藤塾)

定期テストの過去問

肢別本

刑法

山口青本

刑法総論の思考方法

刑法各論の思考方法

刑法判例総論・各論

刑法事例演習教材

ロースクール演習刑法

肢別本

商法

リークエ会社法

(最初は江頭)

百選

事例で考える会社法

新・会社法100問

肢別本

民事訴訟法

アルマ

重点講義(上下)

百選

ケースブック

基礎演習民事訴訟法

考える肢

刑事訴訟法

上口

(最初はアルマ)

酒巻伝聞

対話で学ぶ刑事訴訟法の連載

ケースブック

百選

事例演習刑事訴訟法

定期テストの過去問

経済法

独占禁止法(弘文堂)

ケースブック

教授の手作り問題

特に役にたったのが、憲法の駒村先生の法学セミナーでの連載(今は本にまとめられている)と、刑法事例演習教材、事例で考える会社法、事例演習刑事訴訟法でした。

自習室の活用法

家では勉強道具を使わず暗記や復習をする程度

←家では気が散る(掃除しよう、料理しよう、実家に電話しようなどなど)

・  東京へ来て有料自習室を利用しようと思ったのは、司法試験を一度受験したのち、実家などへ戻って、2度目にチャレンジするも、環境が整っていないためにうまく勉強できず不合格になる人がいるが、自分がそうなることを避けたかった。

・  数ある有料自習室の中で、ソレイユを利用しようと思ったのは、友人に奨学制度がある自習室であること、ネットでの口コミ等を見ても、最もいい環境の自習室であることを聞いたため。

・  きれい、静か、自分の席がある、管理がしっかりしているなど、勉強する環境が整っていた。ありがとうございました。

 

 

第2 Tさんの合格体験発表

※無断転載・複写不可

第1 自己紹介

・平成23年私立ロースクール卒業(未修)、平成25年度司法試験合格(三年、三回目)

・二回目、論文2400番台(公法系101 民事系125 刑事系92 選択43)、総合2500番台

三回目、論文300番台(公法系97 民事系160 刑事系143 選択51)、総合400番台

・環境法選択(8割方自学自習)

・予備校に相当程度依存(伊藤塾呉講師の基礎マスター+LEC工藤講師の3倍速を受講し、最終的には3倍速付属論証集に一元化しました)

・筆力に自信あり(1ページ11,2分で書けます)

・論高短低の傾向あり(辰巳全国模試にて、総合A、論文A、短答C判定でした)

・論文行政法と刑訴が得意でした



 

第2 合格するまでの概略

1 ロースクール一年目

・伊藤塾基礎マスターと並行して、ローで指定された基本書読み込み

・試験前は論証パターンを暗記

・なんとか進級(3分の1が留年)

 

2 二年目

・単位認定が厳しかったので、授業対策に特化した勉強。空白の1年といった感じだったが、なんとか進級

 

3 三年目

・前期は授業対策が主(刑事系はかなり鍛えられました)。夏休み前から論文過去問検討ゼミ

・なんとか卒業(一年次全体の半分のみ卒業)

 

4 卒業後初受験まで

・有料自習室利用開始

・短答過去問パーフェクト(辰巳書籍)と短答マスター(伊藤塾講座)で短答対策

 

5 二回目の受験まで

・スタ短特訓講座(辰巳)と並行して肢別本(辰巳)を2回し

・予備校のゼミ(選抜試験あり)に参加

・生活リズムのコントロールに尽力

・一日8~12時間勉強

 

6 三回目の受験まで

・予備校のゼミ仲間と論文過去問検討の自主ゼミ

・論証、基礎的なテキストの読み込み、暗記を徹底

・生活リズムはあきらめた

・勉強時間は決して多くない。一日5~8時間程度。ただし、ご飯食べている時や移動時間は常に予備校講座の音声を聴いていた

 

7 二回目までと三回目までの比較

・勉強時間主義から成果主義に転向した(Ex.今日は12時間勉強した→今日は問題集の半分を潰した。) ⇒少ない時間で充実感を得ることができるようになった

・民事が課題だと判断したため、当分の間、民事7:他3の比率で勉強した

・生活リズムについては、コントロールするのが難しかったため、思い切って気にしないようにした。コントロールできない→眠くて勉強できない→コントロールできない→眠くて・・・という負のスパイラルを断ち切った

 

 

第3 具体的な対策

0 全科目共通事項(論文)

・一読したときに重要そうな事実をマークしておく→書き落としをなくすことができ精神安定剤になる

・辰巳の採点方式が本試験と同様。=細かい事実や項目に点が振られている(ex.AとBが付き合っている事実)。→事実を書き写すこと。評価は二の次(特に刑事系で顕著)

・試験委員は、専門知識のない一般の人だと思え=分かりやすく、誤解させずに

・規範は趣旨からでっち上げ。判例があるときは丸暗記して吐き出す。大切なのは規範なので趣旨は最悪なくてもよい

 

1 環境法

・北村環境法のまとめを作成、暗記

・CB環境法読み込み

・キーワードをちりばめることを意識すると他者と差がつく

 

2 憲法

(1) 論文

・フレーム(権利 制約 基準 あてはめ)を暗記する

・事案の特殊性を必ずいれる

・できれば類似判例との差異を意識する→他者と差がつく

・刑事系よりは事実より評価に力を入れる。社会常識などを使って書く

(2) 短答

・判例集を読み込む。個人的には解説付きの物がお勧め(工藤講師の3倍速テキストを使用)

・統治プロパーも典型論点はできるように。論文の安定剤にもなる

 

3 行政法

(1) 論文

・答練で実践あるのみ。センスを磨く

(2) 短答

・憲法が細かいのに比べて点を稼ぎやすいので、特に条文(行手、行服)に力を入れて対策

 

4 民法

(1) 論文

・原則例外、主張反論の形式を必ず守る。要件事実的な発想が重要。ただし発想で十分

(2) 短答

・短答対策において最も力を入れるべき科目。論文にも活きること多々あり

 

5 商法

(1) 論文

・典型論点は少ないので完璧におさえる。条文構造を確実に把握

・事実の羅列という点は刑事系に近い。

(2) 短答

・条文構造の把握で十分。論文にも活きる。商法と手形も必ず出題されるのである程度はやっておくと良い

 

6 民訴

(1) 論文

・原理原則、一般論、キーワードを手抜きせずにちりばめる。事案の特殊性に気付いて何らかの考えを示せば合格ライン(これは他の科目にも言えることで、必ずしも正解までたどり着く必要はない)

(2) 短答

・手続法は点を稼ぎやすいので、条文を中心に力を入れる

7 刑法

(1) 論文

・論証の吐き出しである程度いけるので、あとは答練で実践。ヤマを潰すこともできる

・事例演習教材はマスト

(2) 短答

・論文対策で十分まかなえる。プロパーは最悪捨ててもよい

 

8 刑訴

(1) 論文

・事実をこれでもかというぐらいに引用する。事実に点がある。まずはとにかく事実。評価は少し。Ex.恋人だから(事実)、嘘をつかない(評価。このくらいで。稚拙でも良い)

・難しい法律論は割り切る。場合によっては捨てる

・伝聞は、構造を把握すること。それを答案に示すことで足りる

(2) 短答

・点を稼ぎやすい。条文を中心に

 

 

第4 その他

1 勝因分析

・一定のリズムで勉強を続けることができたことが勝因ではないかと思います。

・ゼミ、予備校の利用、自習室の活用がポイントでした。

 

2 有料自習室の活用

・ロースクール卒業後は一応卒業生用の自習室が用意されていましたが環境がそれほど良くないと聞きました。そこで、有料自習室を活用しました。また、それに伴い、自習室まで徒歩3分のところに引っ越しました。これにより、自習室にいく習慣が身につき、自然と勉強時間が増えました。司法試験はどんなに頭の良い人でも一定以上の勉強時間が必要な試験ではないかと思いますので、勉強を習慣化させること、勉強時間を確保することは非常に重要だと考えます。

 

3 予備校の活用

・予備校のゼミは大変有益でした。また、その仲間と行った自主ゼミも良かったです。特に入ゼミ試験のあるゼミへの入室をお勧めします。一定程度以上の実力があることが保障されているからです。ただし、上位ローの方は、ローの方とゼミを組むことで十分かもしれません。

 

4 教材について

・教材の具体的な使用方法としては、基礎の確認のため、何度も繰り返すことをしました。そのための教材は問いません。どの教材を使うかは重要ではなく、どのような方向性で、どう使うかの方が重要だと考えますので、あえて使用教材の詳細は記載しません。

第3 質疑応答

1 Hさんへの質問

 

Q Hさんは基本書を中心とした勉強をしていたと仰っていましたが、論証は事前に準備していなかったのですか?

 

A 論証は作っていませんでした。過去に解いた演習や答練で書いたものを思い出して書くというイメージです。あと民法などは、できるだけ薄めの本を選んで、ほぼこのまま書けば論文で使えるというところをマーカーで引いて暗記していました。

 

Q 択一対策はどのようにしましたか(過去問の利用方法等)?

 

A 肢別本を利用しました。既修1年目の冬から始めて、1科目ずつ順番に90%以上、正解できるようになったら、次の科目に移行していました。大体5周ぐらいしていたと思います。

1科目目は多少時間がかかったのですが、2科目目以降は、「こういう感じにやればいいか」というのが掴めてきて時間は短くなったと思います。

 

Q 新司法試験の過去問を解くゼミはどのようにやっていましたか?

 

A 既修2年目の6月から3人で始めました。毎週土曜日に集まって、時間を計って解き、各自の答案を添削し、次の水曜日に検討する時間を作っていました。

添削は、できるだけ法律論に立ち入らないようにして、「日本語がおかしい」とか「論理が飛躍している」などの形式面を主に見ていました。法律論でおかしいと思うところは印をつけて、各々先生に聞くなどしていました。ほとんどペースメーカー的な位置づけでした。

 

Tさんへの質問

 

Q 筆力に自信があるということでしたが、それは訓練して筆力を上げたのですか?

 

A 訓練しました。答練をたくさん受けていました。科目によって差はありますが、刑事系は特に事実を拾って評価することを意識していたので、大体7ページ以上になっていたと思います。

 

Q 選択科目はどのくらいやっていましたか?

 

A 環境法を選択していて、できるだけ最低限で済ませたかったので、年内・全国模試前・直前期に合計3周やった程度です。点数が前年と比べて伸びていますが、それは論文を書く力が向上したからであって、環境法の理解が深まったからではないと思います。

Q 論文の勉強と短答プロパーに関する勉強のバランスについてどういった意識をもっていましたか?

 

A 民法・憲法(人権)・商法・刑法などは論文に直接活きる知識が多いので、特に短答プロパーということは意識していませんでした。それ以外の科目で、細かい知識については、模試や答練の前に集中してやって、それを繰り返すことで覚えていっていたと思います。

 

 

2人への質問

Q 10月から試験までのうち、年内(3ヵ月)と年明け(4ヶ月半)をどのように過ごしましたか?

 

A (Tさん)

年内は、民事7:他3ぐらいで、課題にしていた民事系を中心にやっていました。内容としては、答練もペースメーカーとして受けていたが、民事系は論文にも活かせるので、短答の勉強が中心でした。

年明けは多少民事系以外の科目の時間を増やしました。

ただ、論証を見たり、講義の音声を聞いたりなどして、1日に3、4科目は触れるようにしていました。

 

(Hさん)

1日に何科目も勉強するのではなく、2月までは2週間で1系統(公法系、民事系、刑事系)をまわし、2月以降はペースを上げて1週間で1系統をまわしていました。

 

Q 短期・長期の勉強スケジュールはどのように立てていましたか?

 

A (Tさん)

1週間のうち、少しでも全科目に触れることは意識していました。

あとは、何日間でこの問題集を終わらせるという風に予定を立てていました。例えば、『刑法事例演習教材』だったら、1日10問程度、3日間でやるというような感じです。

 

(Hさん)

2週間で1系統というペースでやっていて、内容としてはコアカリキュラムの項目をベースに勉強していました。基本的に週・月単位でやる分量を決めていて、終わらなかった分は、2月以外の月は4週以上あるので、30日ある月でしたら、余った2日に帳尻を合わせていました。

 

Q 試験当日は何を持っていきましたか?

A (Tさん)

2年目は試験場で見切れないほどたくさん持っていきましたが、今年は六法だけ持っていきました。

(Hさん)

試験のために東京に行く際に、勉強道具をあまり多く持たなかったので、コアカリキュラムをまとめたものを持っていきました。


以上





司法試験(2014年度)

司法試験合格者を囲む会(抄録)


日時 :2014年10月11日(土) 18:00~19:00


 於  :有料自習室ソレイユ池袋西口室ロビー



1.合格体験談


(1)F講師自己紹介


私大法学部在学時に司法書士の試験に合格。


W大ロースクールへ(既習)。 一回目で合格。


倒産法選択。




(2)勝因分析


ロースクール入試の際にも自習室ソレイユを利用しており、そこでの合格者座談会(「合格者を囲む会」)の講師から勉強の方向性についてアドバイスを受け、そのとおりやったのが大きかった。


具体的には以下のような点。


・条文を中心とした勉強を心がける。


→条文を指摘して、条文の趣旨、要件を意識して勉強する、書く(条文解釈)。


論点の暗記もあたりをつける意味ではよいが、基本は上述。


→どの条文のどの文言が問題になっているか、勉強しているときに意識する。


→法的三段論法は大事。 事実と規範をちゃんと意識して分けて書く(形式面の重要性)。


⇒そういう意識をすることで、勉強方法も明確になり勉強が進む。


忘れがちだが、一番大事なところ。



・自分で考える。


「予備校本は“よくできた他人のノート”だ。」


→他人がまとめたもので、作った本人は理解しているが、読んで暗記しただけでは、身になりにくい。


なぜそのようになるのかを納得できるように自分で考える。


→趣旨規範本等をたたき台に自分で論証集(のようなもの)を作る。


他人に答案を見てもらうことは有益であると思う。


私は、前述したとおりソレイユ合格座談会の講師に個別に作成した答案を添削してもらい、方向性の誤りを指摘され、それにより勉強の大方針を確立できた。それまでわけがわからないままやみくもにやっていた面があった。



(3)反省点


過去問、採点実感等の学習が不十分であった。


→やらないで後悔をしている。


(4)予備校、教材


・教材


→人よりも百選を意識して勉強したと思う。


→基本書よりも問題集をよくやっていた。


 


<問題集><基本書>


憲法:作法、宍戸本、急所


行政:事例研究、事案解析の作法


民法:ロープラクティスと、基本事例で考える民法演習


商法:事例で考える、ロースクール演習会社法


民訴:重点講義、事例演習民事訴訟法


刑法:事例から


刑訴:古江、捜査法演習


 


・予備校


ロー在学中はあまり利用していない、模試のみ、答練は利用していない。


→それよりも自分で書いた答案を知り合いなどに見てもらった方がよい(対面式での指摘を受けたほうが良い)。


 


(5)自習室の活用法


自習室ソレイユは、ローの自習室の雰囲気が何となく合わなかったので利用した。


深夜のファミレス等も利用した。自習室含め自分にあう勉強場所を見つけられれば良いと思います。


 


3 質疑


Q何の答案を書いてみてもらってのか。


→司法試験の過去問。 問題集だとみてもらう人がやっていない可能性があるので


 


Q試験の結果、自分の想定と比べて


→得意な憲法と倒産があまりのびず(合格ラインは確保したが)。民事が良かったが、刑事は悪かった。


民事が良かったのは普段から(単なる論点の暗記ではなく)「考えながら」勉強するくせをつけていたからかも。


 


Q直前期、試験中の過ごし方


勉強が全然追いついていなかったので直前まで詰め込んでいた。


→得意分野(憲法、倒産)をかなりやっていた。


⇒得意なものの貯金を増やす発想。試験初日が得意分野だったので(実際の点数がさほど良かったわけではないが)気分よく試験に臨めた。


 


(深夜まで起きていて昼過ぎに起きる夜型だったが)生活リズムはあまり気にしていなかった。


→試験前日も午前3時くらいまで勉強していた。


 


だめでも気にしないで気持ちを切り替えて次頑張る。


試験の合間は、規範とかを一人で集中してやっていた。


試験中はあきらめずに必死に書く。


 


Q必要なかったもの


→(個別に答案添削をしてもらい、勉強の方向性に気付く前に)むやみに答練等を受けていた時期があったが、むやみに受けても時間の無駄だと思う。


→百選つぶしはもっとやっておけばよかった。


 


Q選択科目の扱い方


→ロー3年の後期からはじめる。


ローの倒産法の授業がゼロからわかるまで引き上げてくれるもので実にわかりやすく、ベースになった。直前まで倒産法の勉強は結構やった。


 


Q司法書士の経験


司法書士とはかなり違う。書士は結論を覚えればよいが、司法試験はそうではない。


最初の頃、個別のアドバイスを受けるまで迷走していたのは、司法書士の勉強法を引きずっていた面があったかもしれない。


以上


※無断転載・複写不可

司法書士(2010年度)

司法書士試験合格者を囲む会(抄録)

日時 :2010年10月24日 16:00~17:00

 於  :有料自習室ソレイユ池袋西口室ロビー


私立大学4年生。2回目の受験で合格しました。
ソレイユは、試験前4ヶ月間、利用しました。
 
・択一対策(1年目)
入門段階から過去問を使ってインプットを行なうという方法を実践しました。テキストに載っている膨大な範囲の中で、結局どの知識が必要なのか、どのようなことが論点となって聞かれるのかという点が入門段階からよくわかり、試験に必要な知識だけを最短距離で抽出して勉強することができ、とても効果的でした。
 
・記述対策(1年目)
1年目の記述は基礎問題集でひな形を覚え、過去問を1,2度解きました。
 
・2年目の学習
3月まで何もしませんでした。
そこから勉強すると言っても、とにかく時間がなかったため、少ない知識(1年目と同じ範囲)で勝負せざるを得ず、以下の戦略を徹底することにしました。
ⅰ.少ない知識を正確にする
ⅱ.頭でわかったことを100%解答用紙に反映させる
 
・2年目の記述
まずはひな形を思い出し、予備校の記述演習問題を解きました。このときは、上記ⅱの目標を達成するため、答案構成にこだわりました。
 
・直前期
5月半ばからは択一は過去問、記述は前述の演習問題を繰り返し、精度を上げることに専念しました。
 
質疑
 
Q.択一は、過去問だけやっていれば、問題ないというのは本当ですか?
A.僕の印象としては、その通りです。ただ、とにかく、ひたすら繰り返す必要があります。
 
Q.会社法、商登法は、過去問が少ないのですが?
A.予備校の演習問題や、テキストの参照で十分対応できます。
 
Q.会社法の過去問は、改正前のものをやりましたか?
A.やりました。やっておくと、結構使えます。
 
Q.直前期に気をつけたことは?
A.よく、直前期においては過去問はできる問題はやらず、できない問題のみやるのが時間の関係で良い方法だと言われますが、僕は試験直前でもどれだけ簡単な問題だろうと解く(というか読む)ようにしていました。できないものをできるようにするのは大事ですが、できるものを100%点数にできるようにすることの方が少ない知識で戦うためによほど大事だと思います。
記述も同様の理由から、同じ問題を3、4回程繰り返しました。試験での合否は意外に添付書面や日付、申請人など細かい論点の積み重ねに懸かっていると昨年の本試験で痛感したので、そういう点までトラップが仕掛けてある、良質の問題を何度も解くことが非常に有効でした。
ただ、これはあくまで前年までにある程度知識が確立されていたことが前提ですが。
 
Q.受かった年と落ちた年で違いはありましたか?
A.知識の幅は、変わっていません。ただ、それを正確にし、細かいミスをとにかく減らしただけです。あとは、精神面での違いが大きかったです。
 
Q.午後の時間配分は?
A.択一1時間、記述2時間が基本でした。択一は、全肢検討しました。
模試で、択一を3肢ほどしか見ない解き方をしてみました。40分程度で終わったのですが、2,3問取りこぼしがあり、やめました。
 
Q.記述で点数が伸びません。
A.見落とされがちですが、取りこぼしだけで大きく点数が変わります。普段の演習でも、枠が合えば、多少、細かいミスが合ってもOKと考えるのではなく、演習だからこそ、細かい点にこだわることが大事です。とにかく、0.5点にこだわる。その積み重ねで、多少の大きなミスもカバーできます。僕も、どうすれば後悔のない答案を作れるのかを考え続け、試行錯誤しました。そして択一、記述ともベストな方法を作り上げ、0.5点にこだわる解き方を確立できました。頭でわかっていることを、100%解答用紙に載せられるか。これで合否が決まります。実務ではなく試験ですから、理解も大事ですが、同じぐらい技術にこだわることも大事です。
 
Q.模試の問題は、後日、検討しましたか?
A.当日に全肢、見直しました。問題としては、非常に細かいものも多く、良問ではないものもあります。ですから、何度もその問題を繰り返すのは良くないと思います。ですが、一度だけ模試終了直後に見ることで、良問は良い復習になるし、未知の問題も頭の片隅に残ることで、意外に本試験で使えました。どうせ一度だけ見ても、完全には覚えられないですから、記憶の容量にはほとんど影響ありませんし、手を広げることにはなりませんでした。

以上

司法書士(2011年度)

司法書士試験合格者を囲む会(記録)

日時 :2011年11月6日(日) 17:00~18:00

 於  :有料自習室ソレイユ池袋西口室ロビー

 

Ⅰ 合格体験談(有料自習室ソレイユ池袋室利用者Mさん)

1.勝因の分析

・1年目に過去問をしっかり勉強したこと。平成5年度から平成20年度の問題を繰り返し解き、肢を完璧に覚えた。講義と過去問を並行して行い問題数を多くこなしスピーディーに解いた。

 

・2年目に予備校の講座を受講したこと。ペースメーカーになり学習を進めることができた。

2年目は、過去問はあまりやらず答練に出てきた箇所とその周辺知識の習得に時間を使った。

 

・答練をサボらずに受講したこと。クレアールとLECの答練のスケジュールが重なりかなり大変だったがサボらずに受講した。辛い時期にどれだけ継続して学習をするかによって差がつくと思う。本試験の難易度が高くなることを予想していたので、答練を軸にした勉強に心がけた。

 

・毎日継続して勉強を続けたこと。長い受験期間中にやる気の波がある。やる気がある時は誰でも勉強するが、やる気がない時にもちゃんと勉強することにより他人と差がつくと思い、やる気がないときこそちゃんと勉強をした。やる気がない時は、自習室を活用し、やるしかない環境を作った。気持ちが落ちそうになるとノートに「2011年合格」と書き気持ちを上げた。

 

・2011年絶対合格という強い信念を持って勉強した。合格には、絶対に合格するという強い信念が必要。これがない人は受からないと思う。精神論というかもしれないが精神論も必要だと思う。

 

2.合格に向けた目標設定

・午前の科目は苦手なのでとにかく基準点を突破することを目標とした。

・午後の択一は得意なので点を稼ぐというスタンスで30問取ることを目標とした。

・午後記述は1年目29.5点であったが、50点取ることを目標とし、実際に50点を突破した。

 

3.勉強方法

・検索しやすい教材を自分で作成した。肢に気になる論点が出てきたらすぐに検索できるように付箋を多用した。目次よりさらに細かく項目別に付箋をつけることにより横断整理を行った。

 

・基本的な事項を暗記。問題演習後テキストに戻り、確認する作業を繰り返し、頻繁に基本事項に触れた。この作業をスピーディーに行えるよう付箋を活用した。また一つの事項から横断的に関連する複数の事項に飛ぶようにした。

 

・寝る時にその日勉強した事項を反芻した。一時期寝付かれないことがあり、試行錯誤の末その日勉強したことを思い出すことにした。枕元には教材と懐中電灯を置いた。もっともこの勉強法が実際にできたのは、かなりモチベーションが高まっている調子がよいときに限られた。

・モチベーションが高いときは「学力を伸ばす」、低いときは「学力を維持する」と考え、やる気がない時にちゃんとやるよう心掛けた。

 

4.勉強時間

・平成22年8月~12月 毎日最低5時間(講義+復習)。クレアールの講義を受けていた時期にあたる。

・平成23年1月~3月 毎日最低8時間(基本4法を毎日各2時間)。主要科目を均等にやる。午後の択一科目は得意であったため、直前期まで手をつけなかった。

・平成23年4月~5月 毎日最低10時間(答練の復習+周辺知識の確認)。答練をベースにテキストに戻って基本的な知識を確認。過去問は捨てていた。両方やるのは時間的に無理だと考えた。

・平成23年6月~7月 毎日最低12時間。何をやったか何も覚えていない。ここに挙げた時間は、集中してテキストを読み、問題を解いている正味で勉強に集中している時間。もう二度と繰り返したくないというレベルまで勉強をやった。

 

5.予備校

・1年目LEC池袋校 15ヶ月合格コース(樋口クラス)

・2年目クレアール水道橋校 合格力パワフルジャンプ(三枝クラス)

この講座は自分に比較的合っていたが、予備校の講座はあくまでペースメーカーだと思う。予備校の講座で受かったのではなく、講座外の勉強があって受かるのだと思う。

 

6.教材・答練

<民法> 択一六法(クレアール)

<不登法> 択一六法(クレアール)、オートマチックシステム記述式(Wセミナー)

<会社法> 直前チェック、オートマチックシステムプレミアム(Wセミナー)、択一六法(LEC)

<商登法> 直前チェック、オートマチックシステムプレミアム

オートマチックシステム記述式(Wセミナー)

<民訴法> LEC過去問コンプリート講座のレジュメ

<憲法> ブレークスルー(LEC)、公務員試験用の問題集

<刑法> LEC過去問コンプリート講座のレジュメ

<供託法> ブレークスルー(LEC)

<書士法> 択一六法(クレアール)、厳選本試験攻略問題集(ダイエックス)

<過去問題集> 合格ゾーン(LEC)

・クレアールの択一六法はよい教材だと思う。横書きなのもよかった。

 

クレアール⇒書式答練・実戦力養成答練・実力完成総合答練

LEC⇒全国公開模擬試験・全国スーパー公開模擬試験

・模試や本試では、択一にマーカーを使って主体と客体を色分けする等して、読み間違いを減らした。その結果、ケアレスミスがなくなった。

 

7.自習室の活用法

・直前期以外の時期に利用。モチベーションが低いときでも勉強できる環境として活用

 

Ⅱ 質疑

 

Q.付箋の活用方法について

 

A.インプット用の教材を使いよくするためのアイテムという位置づけ。

 

 

Q.横断的に関連づける勉強法について

 

A.比較のきっかけをつくっていく。過去問や問題演習の際に、横着しないでテキスト等の基本事項に戻る。ある用語がでてきたらその用語が使われる複数の箇所を参照するようにする。

 

 

Q.過去問の勉強法について

 

A.択一の講座を受けているのであれば、その講座に合わせて過去問を解いていくのが効率がよいと思う。

ひとつの肢をみてインプット教材に戻って基本的知識を確認する。

最初の段階はスピード重視でどんどんといていくのがよい。

 

以上