夜型は朝型にシフトすべきか 合格者のリアル

投稿日時:2016/05/07(土) 17:15

 朝活ブームである。政府も朝活をぶち上げた。脳科学的にも朝活動するのが脳の本来のリズムだという。
朝型人間の方が年収も貯金も夜型を上回るという調査結果もあるらしい。なんとなく朝型が「正義」という雰囲気が支配的だ。
 そんな空気もあり、資格や大学受験の勉強している方も今は夜型だけど朝型に切り替えなければと悩まれている方もいるようだ。
 有料自習室ソレイユでは、ときどき自習室を利用して司法試験や公認会計士の試験に合格された方に「合格者を囲む会」と称し、合格体験の発表をしていただいている。「合格者を囲む会」はこれまで10回開催し、毎回聞かせていただいているのだが、そこでの合格体験で見る限り、失礼な言い方かもしれないが意外に夜型の方が合格している。しかもかなり良い成績で。

 例えば2013年に司法試験に合格されたTさんの場合は、かなりの夜型で深夜に寝て翌日昼過ぎに自習室に来られるという生活パターンであった。最初の二回の受験では生活リズムを整えようと努力されたが、うまくコントロールできずかえって寝不足に陥って勉強ができないという悪循環に陥った。
 そこで三回目では夜型のスタイルを変えることをあきらめたところ、この悪循環が断ち切られ、充実感がある勉強ができるようになったという。また勉強時間数より何をどれだけやったかという成果を重視することにされたという。この結果、論文試験300番台の好成績で合格された。
 また2015年に公認会計士に合格されたOさんの場合も有料自習室ソレイユの戸締りのスタッフの仕事を担当していただいていたこともあり、23時過ぎに自習室の戸締りをして、昼過ぎにいらしていた。夜型といってよいと思う。自分なりのマイペースなスタイルで勉強され上位の成績で合格された。
 その他にも夜型と思われる方で合格された方が大学受験生を含め何人か思い浮かぶ。

 私は朝活の有効性を否定するつもりも、ましてや夜型の勉強を推奨するつもりもない。
 ただリアルな事実としていわゆる夜型でも司法試験や公認会計士試験は受かる。大学受験もまた。
 朝型へのシフトがスムーズにいけばそれはそれでよい。しかし、なんらかの病気が疑われる場合は除いて、少なくとも夜型であることを無理に直そうとして勉強が滞るよりは自分のスタイル、個性として肯定的に受け入れて充実した勉強した方が確実に受かると思う。
 朝型への転換は受かってからでも遅くない。

※合格者を囲む会記録はこちらを参照
http://www.avec-soleil.com/association/detail/id=95